Podcast — N-BRIDGE RADIO
AIを仕事で活用するといいこと3選
AIを仕事で使うと楽になるとは聞くけれど、実際は何がいいのか。世の中の事例は規模が大きく、自分の仕事とつながりにくいものです。今回は毎日の業務で地味に助かっている3つ――抜け漏れ、雑用、相談相手――に絞ってお話ししました。
2026.08.15

Listen on Spotify
Listen on Apple Podcasts
「AIを仕事で使うと楽になる」というのは、なんとなく伝わっていると思います。
ただ、「実際のところ、何がいいの?」「どう使えばいいの?」と聞かれると、答えに詰まる方も多いのではないでしょうか。
世の中には、AI活用の事例がたくさん出回っています。
ただ、大きな会社のスケールの大きい話が多くて、自分の毎日の仕事とつながらない。
どこか他人事に感じてしまう面があるように思います。
そこでこの記事では、私が毎日の仕事で「これは地味に助かっている」と実感していることを、3つに絞ってお話しします。
AIを仕事に使うと、何が変わるのか

① 抜け漏れがなくなる
毎日仕事をしていると、どうしても抜け漏れは出ます。
たとえばメールです。
毎日何十件も届きますし、人によっては100件を超えることもあると思います。
そうなると、返したつもりで返していないメールが、どうしても出てきます。
私は毎朝、AIにメールをチェックさせています。
前日に届いたメールのうち、まだ返信していないものや、対応が必要そうなものを挙げてもらう。
営業メールや宣伝は除くように設定していて、これで抜け漏れはだいぶ減りました。
「そうだ、あれを返していなかった」というのが、ちょこちょこ見つかります。
自分ひとりで全部気づけていたかというと、正直あやしいと思っています。
② めんどくさい雑用が終わる
仕事には、細々とした雑用がつきものです。
会議をすれば議事録、打ち合わせのあとにはお礼のメール、それから日報。
1件あたりは5分10分で終わるのに、積み重なると1日のうち何時間かを持っていかれます。
こういうものこそ、AIに任せてしまう。
商談の記録も、お礼メールの下書きも、頼めばすぐに作ってくれます。
議事録の精度も、最近はかなり上がっています。
以前のような、読んでもよくわからない議事録が出てくることは減りました。
③ わからないことを相談すると、前に進む
これはすでにやっている方も多いと思いますが、本当にいい使い方だと感じています。
「どう進めたらいいんだろう」というところで、仕事が止まってしまうことがあります。
頼まれたはいいものの、やり方がわからない。
やったことがないから、手が動かない。
そういうときにAIに聞くと、進める順番や、参考になる例を出してくれます。
完璧な答えでなくても、止まっていた仕事が動き出す。
これが大きいんです。
抜け漏れは「確認」で使うと減る

資料作りでも、同じことが起きます。
作った資料をAIにレビューさせると、「この内容が抜けています」「この数字が合っていません」と指摘してくれます。
これが本当に使い勝手がいい。
なので、いきなり「作らせる」のではなく、まず「確認」から使ってみるのがおすすめです。
自分で作ったものを見てもらうだけなので、抵抗も少ない。
まだAIを仕事で使えていないなら、ここから始めるのが現実的だと思います。
5分の雑用こそ、渡す価値がある

「5分で終わることだから、自分でやったほうが早い」と思うかもしれません。
私もそう思っていました。
ただ、積み重なるとばかにならない時間になります。
1日5回で30分、20営業日なら10時間という計算です。
N-BRIDGEでは、この手の作業はほとんどAIに任せています。
ブログやSNSの発信も、下書きまではAIが作り、最後の手直しだけ人がやる形です。
まず自社で試して、どこまで任せられて、どこからが人の仕事なのかを確かめる。
支援先にお話しするときも、この順番は崩さないようにしています。
いちばん手軽な相談相手として使う

相談相手として特に助かっているのが、契約まわりです。
法律の細かい話は、専門外の人間にはなかなかわかりません。
そこで契約書をAIに読ませると、気をつけたほうがいい箇所を指摘してくれます。
わからないことを聞いて、教えてもらって、前に進む。
やっていることは単純ですが、何回聞いても嫌な顔をされないというのは、想像以上に大きいものです。
「こんな初歩的なことを聞いていいのかな」というためらいが要らない。
日々いちばん助かっているのは、案外ここかもしれません。
まず1つ、今日から試す

抜け漏れが減る、雑用が終わる、相談相手になる。
どれも大きな投資は要りませんし、専門部署も要りません。
今日、目の前の仕事を1つ選んで試すところから始められます。
どこから手をつけるか迷ったら、AI活用の診断で現在地を確かめてみてください。
社内で足並みを揃えたいときは、AI研修という入口もあります。
執筆:永松裕章(N-BRIDGE株式会社 代表取締役)