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【お散歩放送】AI活用が進む会社と、進まない会社
AIを導入したいのに、なかなか進まない。その差はAIの知識量ではなく、もっと手前にあります。上長の理解、経営者の期待値、そして目的の有無――AI活用支援の現場でよく出会う「進まない3つのパターン」と乗り越え方をお話ししました。
2026.08.16

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AI活用のご相談をいただくなかで、はっきり感じることがあります。
同じように「AIを導入したい」と思っていても、すっと進む会社さんと、なかなか進まない会社さんに分かれるんです。
その差は、AIの知識量や、ITへの投資額ではありません。
もっと手前の、社内の理解や目的のところで差がついています。
私の会社は新規事業の開発や、AIを活用した業務改善(AX)、AI研修をサービスとして提供していて、仕事柄、AI活用のお話をたくさん伺います。
今回はその現場でよく出会う「進まない3つのパターン」と、それぞれどう乗り越えるかをお話しします。
進まない会社に共通する3つのパターン

現場でよく出会うのは、この3つです。
① 担当者は熱心なのに、上長が理解してくれない
② 経営者が「AIで何でもできる」と思っている
③ 「AIを使え」と言われるだけで、目的がない
どれも珍しい話ではなく、むしろ最近ご相談いただくことが多いパターンです。
順番に見ていきます。
① 担当者は熱心なのに、上長が理解してくれない

最近いちばん多いのがこのパターンです。
担当者さん自身はすごくAIを勉強されていて、「これをうちの会社に導入したら絶対良くなる」と思ってご相談をくださいます。
総務やITの部署の方が多いのですが、感度が高く、具体的な話をしてもしっかり通じます。
「そこまでできるなら、ぜひやりたいです」となるんです。
ところが、提案を上長に上げると止まります。
「なぜそんなこと、外部のコンサルを使ってやらないといけないんだ」と跳ねられてしまう。
上長の方の言い分は、「AIに聞けば何でも分かるんだから、自分たちでやれるだろう」というものです。
特に役員クラスの方が、そうおっしゃることが多いですね。
ただ、実際にAIを活用していくには、AIの知識だけでなく、業務改善の知識が必要になります。
今の業務の状況を確認して、細かく分解しながら、どこにAIを差し込むのがいいのかを考えて、業務を再設計する。
その再設計したところに、どうAIをはめていくかを考える。
ここが実はノウハウのいる、難しい部分なのですが、なかなかご理解いただけないことがあります。
うちがどうしているかというと、上長の方にも丁寧にご説明の機会をいただいて、理解していただくしかありません。
具体的なイメージがないと伝わらないので、ツールのデモ画面まで作ってお見せします。
「こういう仕組みを作ります。これをするにはこういう工程が必要で、今の社員さんだけでは難しいですよね。そこを手伝わせてください」という形で相談を進めていきます。
上長の方が「いいやん、すぐやろうよ」となってくれる会社さんはすっと進みますが、そうでない会社さんは、やはり進むのに時間がかかります。
担当者さんの思いだけでは進められない。
このジレンマを感じている担当者さんは、多いと思います。
② 経営者が「AIで何でもできる」と思っている

2つ目は、経営者の方ご自身が依頼をくださるときに多いパターンです。
YouTubeなどを見てAIに興味を持たれて、「これを会社に導入したらむちゃくちゃいいやん」とご相談をいただく。
それ自体はとてもありがたいのですが、YouTubeには「これさえできれば、あなたの会社も明日からAI活用が爆速で進みます」といった、煽り気味のものもあります。
それを見て「簡単にできるんだ」と思われて、「とりあえずAI研修をやって、活用してくれ」となる。
ここが結構難しいところです。
研修をすれば、みんながすぐ使える状態になって、AI活用がゴリゴリ進むかというと、そういう感じではありません。
知識はつけられます。
でも、知識がついたからといって、皆さんが実際に使ってくれるかというと、そこはなかなか難しい。
そもそも、ITが得意な人とそうでない人の差が、社内には結構あります。
その差を埋めていくのが、まさにAI研修です。
何時間か、場合によっては何日間か研修をして、やっと少しずつ浸透して、使い始めてくれる。
そこができて初めて、皆さんが想像されているようなAIエージェントや自動化の話につながっていきます。
最初から社長さんの思い描くとおりには行かないことが多いので、「簡単にできる」という前提で進めると、「なんだ、AIってまだまだ使えないんだな」となってしまいがちです。
実際にはステップがある。
この正しい理解をしていただけると、そこからはすっと進んでいきます。
③ 「AIを使え」と言われるだけで、目的がない

3つ目もよくあります。
「会社からAIを使えと言われています。ただ、どうしたらいいのか全く分かりません」というパターンです。
結局、AIに何をさせたいのか、どうしていきたいのかが、はっきりしていない。
目的なく「何か使いましょう」と言われても、皆さん使えませんし、それで会社の業務が効率化されるわけでもありません。
「ここの業務を効率化したい」「ここに人がたくさんかかっているから解決したい」。
そういう具体的な話がないと、なかなか進みません。
研修にせよ、伴走支援にせよ、お金はかかります。
「これを解決したら、これだけの人件費が浮く」「これだけみんなが楽になる」という部分がはっきりしないと、その投資判断ができず、「お金がかかるからやめようか」となりがちです。
なので、私たちがご相談を受けるときは、「どういうところに困っていますか」というところを重点的に伺います。
そのうえで、「ここをこうすれば解決できます」「こういうAI活用をすれば、より効率化できます」というご提案をしていきます。
「AIを使わなければ」という焦りだけで動いてしまうと、いざ商談になったときに費用対効果のところで引っかかって、進みづらくなる。
進んでいく会社さんは、やはりここが明確です。
進む会社は、理解と目的がそろっている

振り返ると、3つのパターンに共通するのは「理解」と「目的」です。
上長や経営者が、AI活用には業務改善の設計とステップが必要だと理解していること。
そして、AIで何を解決したいのかという目的が明確であること。
この2つがそろっている会社さんは、驚くほどすっと進んでいきます。
まず、話すところから始めませんか

とはいえ、「AI活用をしたいけれど、実際どうしていいか分からない」という担当者さんや経営者さんは多いと思います。
それでいいんです。
まずはお気軽にご相談ください。
お話を伺えば、皆さんそれぞれに困りごとがあって、「ここをこう変えたらどうか」というご提案は必ずできます。
無料相談でお受けしていますので、「まず話を聞いてみようかな」というところからで大丈夫です。
お問い合わせはこちらから、お気軽にどうぞ。