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Journal — N-BRIDGE BLOG

ChatGPTを"使っているだけ"では、もう遅い ― AI活用の3段階と、自動化に行ける人

AIを日常的に使う人は増えました。でも多くは「チャットで質問して終わり」。本当に差がつくのは自動化=レベル3です。営業まわりの自動化の実例、そして自動化を設計できるのは若手ではなく管理職である理由まで、実際の話をそのままお届けします。

2026.07.02

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AIを使っている人は、本当に増えました。以前はごく少なかったのが、いまや日本でも「日常的にAIを使っている」という人が半数ほど。51%といった数字も出ています。

ただ、その多くは「チャットで質問して、回答をもらう」使い方で止まっているのかな、というのが実感です。AIと一口に言っても使い方はいろいろで、進化もかなり激しい。

特に今はAIエージェントが主流になりつつあります。そこで今回は、AIの使い方を3段階に分けて見ていきます。

AIの使い方は、3段階に分けられる

  • レベル1:チャットで質問して、回答をもらう
  • レベル2:業務の補助として使う(メール・議事録・資料作成)
  • レベル3:自動化する

レベル1は、一番スタンダードな使い方です。「今日の飲み会の店を調べて。このエリアで、この人数で、この予算で」——そんな日常的な使い方ですね。

レベル2は、業務の補助。メール・議事録・資料作成あたりが多いところです。MicrosoftのCopilot、GoogleのGeminiを使っている方も増えました。総務省の数字を見ても、メールや議事録、資料作成の補助にAIを使う人は多い。会社の日常業務では、かなり一般的になってきています。

レベル2は便利。でも「人が動かしている」

たとえばメール。「お世話になります、N-BRIDGEの〇〇です。こういう要件でご連絡しました」——考えながら書くと、なんだかんだ5分くらいかかります。

それをAIにパッとやらせると、1分くらいで済む。議事録も、昔みたいに録音を聞いて文字起こしして…なんてもうしません。音声データをそのまま上げれば、AIが作ってくれる。専用ツールもあります。

便利です。でも、これは全部「人が起動している」状態。

ここがレベル2で、多くの会社がここで止まっています。

レベル3:人を介さず、勝手に回る

レベル3は自動化。ここまでやっているところは、まだ少ないと思います。

たとえば営業。商談に行ったら、議事録を取って、お礼メールを打って、資料を送って、日報を書いて、情報管理ツールに入力して…と、いまは人の手でやっていますよね。これが自動化できます。

商談が終わったら、AIがお礼メールを下書きしてくれる(全部任せると変な文章も作るので、チェックはした方がいいです)。議事録は勝手に文字起こしされて、要約されて、管理ツールに入っていく。人がいちいち入力しなくても、「商談終わりました→議事録が要約されて管理ツールに入り、メールも下書きに入っている」という状態になる。

人は最後にチェックしてOKを出すだけ。事務作業の時間が、ほぼゼロになっていきます。

実際、GMOさんではエージェント活用で、1人あたり月46.9時間の削減という数字が出ています。10人いれば460時間。かなりのことができますよね。いまはClaudeのOpus 4.8あたりを使えば、こうした仕事も十分こなせます。

レベル2とレベル3の間には「谷」がある

レベル3の肝は、仕事のやり方——ワークフローです。業務をきちんと分解して手順を組み、AIに「何を、どういう基準で判断させるのか」を教えていく必要があります。AIは全部の業務を理解しているわけではないので、「この業務でこういうことをしてほしい」とこと細かに伝える。ここを作れれば、レベル3には十分いけます。

ただ、越えないといけない壁があります。ここまで使いこなせている企業は、10〜15%ほどと言われています。「AIの使い方を教えてほしい」という研修は流行っていますが、使い方を習っただけでは、レベル3には行けません。

どう仕事をさせるか、どんな判断軸を持たせるか——そこを渡す話だからです。だからこそ、業務フロー設計を分かっている支援会社に相談するのが、現実的だと思います。

AI活用に向くのは、若手より管理職

「AIは若い人が得意」という固定観念があると思いますが、実際はむしろ逆です。若手のほうが使いこなせていない、という声もある。なぜかというと、AIが出してきた答えが正しいのか間違っているのか、判断しきれないからです。

AIは何かしら答えを返してきますが、全部が正しいわけではない。間違いもするし、変なこともします。「ここは違う、こうしてね」と伝える力が要る。若手は経験が少ない分、良し悪しの判断がしづらく、仕事の進め方も定まっていないので、活用が進みにくい。

一方、管理職は仕事が分かっています。全体像が見えていて、部下に「これはこの子に」「ここは分担で」と振ってきた経験がある。つまり、仕事を分解できて、何が良くて何が悪いかを判断できる。

AIに必要なのは操作スキルより、この判断基準と段取りです。だから、AI活用に最も向くのは管理職層なんです。

管理職エージェントは、その人の「分身」

AIエージェントの基本は、「教えた人のコピーができる」こと。その人のレベル以上のものはできませんが、その人の判断や考え方が反映された"分身"ができる感覚です。

管理職がエージェントを作ると、その分身が社内にいくつもできていく。いちいち本人に聞かなくても、仕事が勝手に回っていく。逆に若手は、そのエージェントを"使う側"に回るのがいい。忙しい上司に直接聞くのは気を使いますよね。

でも「管理職AI」になら、気兼ねなく質問できるし、レビューも投げられる。その人が言いそうな的確なフィードバックが返ってきます。

管理職本人も、7〜8割をAIがやってくれた状態で、最後の重要なところだけ見ればよくなる。管理職がAIを使いこなして分身を作り、それを部下に使わせる——これが最高の形だと思います。

人手不足の答えは、「採用」より「複製」

人はどんどん減っていきます。優秀な管理職を何人も採用するのは、いまの環境では現実的ではありません。けれど、優秀な管理職を一人エージェント化して、全社に展開することはできる。少ない人数でも、たくさんの仕事を回せるようになる。

人手不足に対して、これはかなりメリットのある話だと思っています。

お問い合わせ

とはいえ、話を聞いても「どうやればいいか分からない」というのが正直むずかしいところですよね。ここは業務フローを作る必要があるので、AIをどう活用できるか分かっている人に相談するのが近道です。単発のAI研修イベント的なものより、AI活用のコンサルティングに相談していくのがいいと思います。

N-BRIDGEでは、研修もAI活用のご相談も承っています。「うちもやってみたい」と思われたら、お気軽にお問い合わせください。
https://nbridge-osaka.com/contact/

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