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Podcast — N-BRIDGE RADIO

AIと話したあと、あなたはどこへ行きますか

AIを現実の問題解決に使うのは、とてもいいことです。ただ、AIとの会話にのめり込んで、現実の世界から少しずつ離れていく使い方は危ないと感じています。高校生だけでなく大人にも起こりうる、AIとの向き合い方についてお話ししました。

2026.09.17

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AIを、現実の問題を解決するために使うのは、とてもいいことだと思います。
ただ、AIとの会話にのめり込んで、現実の世界から少しずつ離れていく使い方は危ないと感じています。

先日、高校の先生向けにAIの研修をしました。
今後は生徒向けにもやっていきたいというお話があり、どんな話をすればいいかを考えていました。

考えていくうちに、これは高校生だけの話ではないと思うようになりました。
人に相談しづらいことが多いのは、大人も同じだからです。

今回は、AIの使い方というより、向き合い方の話です。
どういう状況になると良くないのかを、自分なりに整理しました。

高校の先生向けの研修で考えたこと

夕方の光が差し込む、誰もいない教室と黒板

高校の先生向けのAI研修は、技術の話というより、AI時代の教育を考える内容でした。
私自身も塾の講師をしているので、教えるというより、先生たちと一緒に考えるスタンスで進めました。

AIの現状や、高校や大学でAIとどう向き合っているかをお話ししました。
ワークショップでは、今教えている子どもたちが大人になったとき、どんな仕事が残っているかを考えました。

今回は先生向けでしたが、今後は生徒向けにもやっていきたいというお話がありました。
そこで、子どもたちがAIとどう向き合うのがいいのかを考えるようになりました。

高校生は、大人より使いこなしています

スタンドライトに照らされた、ノートパソコンと本のある机

今、AIをよく使っている高校生はたくさんいます。
大人より使っているように感じるほどです。

調べものや勉強だけでなく、話し相手や相談相手になってもらう使い方もしています。
ゲームやアプリを作っている子もいて、大人より上手に使っているなという印象です。

こうした子どもたちがAIに触れること自体は、悪くないと思います。
ただ、どういう状況になると良くないのかは、考えておく必要があります。

人に相談するより、AIのほうが楽に感じる理由

窓辺のテーブルに向かい合って置かれた2つのコーヒーカップ

例えば、友達と喧嘩したことをAIに相談したとします。
AIから、それは謝ったほうがいいのではと返ってきて、友達ときちんと向き合って謝るなら、いい使い方だと思います。

友達には相談しづらい内容もあります。
ちゃんと解決につながるなら、AIに相談するのはありだと思います。

ただ、人に相談するより、AIのほうがいいとなりがちだとも思います。
人が相手だと、忙しかったり、その時の気分があったりして、まともに話を聞いてもらえず、腹が立つこともあります。

AIはきちんと話を聞いてくれて、変に怒りません。
ご機嫌を取ってくれたり、持ち上げてくれたりもします。

気持ちよく相談に乗ってくれるのは、AIのほうかもしれません。

危ないのは、AIの世界で生きていくような使い方

夜の街の明かりを背にした、画面の光るノートパソコン

相談して、ちゃんと問題を解決する方向に進むなら、それでいいと思います。
友達と喧嘩してAIに相談し、その内容を踏まえて謝ったり話し合ったりして解決できるなら、全然問題ありません。

危ないと思うのは、そこからAIに傾いていくことです。
人と向き合うのはめんどくさいから、AIと話しているほうが楽だ、となって、現実の世界から少しずつフェードアウトしていく。
これは良くないと思っています。

高校生や中学生がAIを使うことには、ネガティブなイメージもあると思います。
物事を考えなくなる、という心配もあると思います。
それ以上に危ないのは、現実世界からフェードアウトしていく動きだと考えています。

現実の何かを解決するためにAIを使ったり、相談したりするのは、本来の使い方です。
ただ、AIはあまりにも賢くなって、会話ができてしまう感覚があります。
投げかけたことに、きっちり答えてくれます。

そこにのめり込んだり、AIの言うことを鵜呑みにして、その世界で生きていくようになったりすると、危ないと思います。

これは高校生だけの話ではありません

夕暮れの横断歩道を歩く人たち

高校生の話をしてきましたが、大人にも起こりうることだと思っています。
大人のほうが、人に相談しづらいことはたくさんあります。

人間関係が希薄になっていくと、現実世界でうまく生きていくのがより難しくなるのではないかと思います。

自分の子どももそういう世代なので、向き合い方をうまく伝えていかないといけない場面は出てくると思っています。
これは避けられない問題です。

今日の一歩

玄関の光の前に並べたスニーカー

AIに相談したことがあれば、その内容を踏まえて、実際に人に話してみてください。
謝ることでも、伝えることでも、話し合うことでも構いません。

AIに相談して終わりにせず、現実で何を動かすかまでを一つ決める。
それが、AIを問題解決に使うということだと思います。

学校・教育に関わる方へ

光が差し込む学校の廊下

私は塾の講師をしていて、教員免許も持っています。
教育に長く関わってきたうえで、AIを使っています。

教育関係の方で、ご興味を持っていただけたら、ぜひご相談ください。
学校によって方針や考え方が違うと思いますので、お話を伺いながら、その学校に合った研修ができます。
生徒向けの講演会もできます。

研修の内容はAI研修をご覧ください。
ご相談はお問い合わせから、気軽にどうぞ。

AI×教育は、自分でも深めていきたいテーマです。
先生方と一緒に考えていきたいと思っています。